怪人カメストーンの殺人オーロラ計画(『仮面ライダー』第50話)

あらすじ

ショッカーの改造人間カメストーンは、特殊光線でオーロラを展開し、見た者の目を潰し、やがて目から全身を腐らせる恐ろしい能力の持ち主。遊園地を訪れていたユリたちは、突如あたりを覆ったこの殺人オーロラに目をやられ、病院へ搬送された。殺人オーロラはその後も東京の各地に出現し、都内はパトカーおよび救急車総出の大混乱となった。

病院の屋上でショッカーの企みを思索している隼人と滝を、カメストーンらが襲った。隼人はライダーに変身して戦うが、殺人光線を目に受けてしまい、目が見えなくなった。

隼人の戦線離脱を受け、滝はFBIの本部に救援を打診し、ベテラン捜査官のロバート・タナカが日本へ着任した。

隼人は目が見えない状態で、バイクを乗りこなす訓練をしていた。改造人間である彼の鋭敏な耳で音を聞き分けることでどうにかバイクを乗りこなす隼人。

「たとえ目が見えなくても、改造人間にされた俺だ。この鋭い耳で、運転できないはずは無い」

入院した五郎達は、ロバートがFBIから持ち込んだ目薬でたちまち視力が回復した。しかし、隼人は何故かその目薬使おうとしない。知り合いの清水医師に分析してもらったところ、彼が研究している目薬よりも即効性があるとのこと。しかし、目が見えない隼人が、清水医師から目薬の容器を受け取り損ねて床に落とすと、目薬は容器ごと爆発してしまった。

ロバート ・タナカ はショッカーの刺客だったのだ。

慌ててレーシングクラブに戻ると、滝は既にロバートとともにショッカーのアジトがあるという遊園地へ向かったという。滝のバイクに着けられた発振器の信号を元に、現地へ急行する隼人。

一方滝は、本性を現したロバートと戦闘員によって襲われていた。ロバートはその場でカメストーンに変身。カメストーンは本物のロバートを殺害し、彼と入れ替わっていたのだった。

滝のピンチに駆けつけた隼人は仮面ライダーに変身して戦うが、目が見えない状態で苦戦を強いられる。改造人間に鋭敏な耳でなんとか戦うが、カメストーンは遊園地の遊具のスイッチを動かし騒音を立てることでライダーの感覚を狂わせる。

絶体絶命のライダー。しかし、滝が機転で遊具のスイッチを切ると、形勢はひっくり返る。目が見えない状態で放ったライダーキックでカメストーンを撃破した。

カメストーンが倒れたことで、隼人の視力も無事回復。健康を取り戻した立花レーシングクラブの面々は、遊園地でつかの間の休息に浸るのだった。

解説

あー、なんかガールズ達時折が惜しげも無くパンチラを披露しちゃうものだから、最近危ないシーンがあるとそういう方向に意識が向いてしまうんですよねぇ…スケベ中年なもので(笑)

で、今回はガールズではありませんが、カメストーンのオーロラで目をやられた被害者の女性がタンカに乗せられる際にチラッとやってます(笑)。

今ならこういうのは間違いなく編集で潰すんでしょうが、当時はずいぶん緩かったんでしょうね、そのあたり。

…それ以外に解説できそうなところはとくにないな…

脚本:石森史郎
監督:田口勝彦

第49話「人喰い怪人イソギンチャック」第51話「石怪人ユニコルノス対ダブルライダーキック」
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