ゲルショッカー首領の正体!!(『仮面ライダー』第94話)

あらすじ

繰り広げられるダブルライダーとショッカーライダー6体の激闘。その間、藤兵衛は人質となっていたユリ達の身柄を確保。さらには駆けつけたアンチショッカー同盟と合流し、ショッカーライダーに手を焼くダブルライダーを援護する。ダブルライダーはショッカーライダーの猛攻撃を逃れ、コンピューターテープを奪ったゲルショッカーのヘリコプターに標的を変更。滝を援護してヘリコプターを乗っ取り、エイドクガーを捕虜としてその場を撤退した。

ブラック将軍は、捕虜となったエイドクガーが発信する電波をキャッチしてアンチショッカー同盟のアジトを特定し、新たな怪人、ナメクジキノコを差し向けた。ナメクジキノコは小暮を襲撃して殺害、その身体を乗っ取ってしまう。自己催眠から目覚めたエイドクガーも拘束を逃れて、アンチショッカー同盟の構成員達をその場で殺害して脱出。

一方、奪い取ったデータテープを修復が完了したコンピューターで再生したところ、ショッカー首領は筑波山の付近にあるアジトにいることが判明した。直ちに現場へ向かう一行。エイドクガーの妨害も入ったが、猛と隼人が変身して戦い、これを撃破する。

筑波山のアジトにたどり着いた一行。しかし、これは仕組まれた罠だった。コンピューターテープは偽のデータにすり替えられていた。小暮はナメクジキノコの正体を現し、ダブルライダーもショッカーライダー達に取り囲まれた。

再び始まるダブルライダーとショッカーライダー達の死闘。自分たちと同等の能力を持つショッカーライダー達にダブルライダーも苦戦を強いられるが、藤兵衛との特訓の末編み出した「ライダー車輪」でショッカーライダー達をうまく6体まとめて衝突死させることに成功。返す刀で滝達を始末しようとしていたナメクジキノコもライダーダブルキックで打倒。

ショッカーライダー達を退けたダブルライダー。しかし、結局首領の正体の謎は解けぬまま、国内のアンチショッカー同盟も事実上の壊滅。戦いはなおも続く…

解説

なんか前回の記事ではさらっと流してしまいましたけど、猛と隼人が二人で変身する時って、思いっきりゲルショッカーの車両に閉じ込められたユリ達が見てましたよね…意識を失ってたわけではないし。それとも、わざわざ車両の死角を選んで変身したのか…

そして、ライダーと同等の能力を持ち、なおかつ数で勝るショッカーライダーに対抗するため、久々に藤兵衛による特訓が行われますが、ダブルライダーを同時に特訓するというのは今回が最初で最後。非常に貴重なシーンとも言えましょう。しかし、藤兵衛の周りをダブルライダーがただひたすら走り回るだけの特訓シーンは、残念ながら絵面的には少々間が抜けていますね…

特訓直後のエイドクガー戦では、これまた希少価値の高い、2号によるライダー錐揉みシュートが拝めます。

で、テープを再生した結果得られた、筑波山に首領が居るというデータは罠の偽データだったわけですが、もともと首領の正体について記録されたテープという触れ込みだったはずなのに、ただ居場所が記録されてただけという時点で違和感がありそうなものですけどね…。データが偽物にすり替えられた瞬間は劇中に描写はないのですが、まあ普通に考えればナメクジキノコに乗っ取られた小暮の仕業と考えるのが妥当でしょうね。小暮は乗っ取られた後も金庫にデータテープを格納したことを覚えていたので、ナメクジキノコによる乗っ取りは記憶も含めて乗っ取ることができるということでしょう。地味に凄い。

それにしても、冒頭、そしてラストに近いところでも繰り広げられる8体の仮面ライダーによる乱戦はもはやカオスです。でも絵面的には非常に見栄えがするので一見の価値ありです。

3話に渡って繰り広げられた偽仮面ライダーを軸としたエピソードも、これにて完結。脚本的にも非常に力が入っているのが感じられ、隼人の客演もありで、今見直しても非常に満足度が高かったですね。

脚本:伊上勝
監督:山田稔

第93話「8人の仮面ライダー」第95話「怪人ガラオックスの空飛ぶ自動車!!」
『仮面ライダー』エピソードリスト・解説へ