十面鬼死す!そして新しい敵?!(『仮面ライダーアマゾン』第14話)

あらすじ

十面鬼の奇襲をなんとか逃れたアマゾンは、ヘビトンボの蛹を発見したものの、謎の黒装束の一団に襲われ、蛹も持ち去られてしまった。藤兵衛、モグラ獣人と共に消えた蛹の行方を追うアマゾン。

一方、ヘビトンボに襲われて入院していたまさひこは、同室の少女ユミが発見したという謎の物体を病院の地下室で見せられ、これこそがヘビトンボの蛹ではないかと疑う。モグラ獣人が間違いなくヘビトンボの蛹だと確認したところに、例の黒装束を引き連れた病院関係者が現れ、蛹を持ち出されてしまった。

蛹が羽化し、成虫となったヘビトンボが目覚めるも、そこが明らかにゲドンのアジトではないことに戸惑うヘビトンボ。そこに表れたのは、ガランダー帝国を名乗る組織の頭目、ゼロ大帝だった。ゼロ大帝はガランダー帝国指揮官の地位を餌に、ヘビトンボを籠絡。十面鬼およびゲドン抹殺の刺客に仕立て上げた。

ヘビトンボは自身の前に立ち塞がったアマゾンに、十面鬼打倒への共闘を持ちかける。十中八九罠だろうと感じつつも、アマゾンは話に乗った。ヘビトンボが、アマゾンを捕らえたと偽って十面鬼を鶴居崎に誘き出したところで、待ち構えていたアマゾンライダーとともに十面鬼を襲撃する。しかし、ヘビトンボは途中でアマゾンを裏切り、戦いは三つ巴に。

アマゾンは大切断でヘビトンボをバラバラにした後、十面鬼の顔を次々と潰し、ガガの腕輪ごとその右腕を切り落とす。致命傷を負った十面鬼は大爆発して果てるも、ガガの腕輪は十面機の右腕ごと、謎の黒装束に奪い去られてしまった。

十面鬼は斃れ、ゲドンは滅んだ。しかし、ゲドンに変わる新たな敵の出現を確信したアマゾンの心に、安らぎは無かった。

解説

十面鬼とゲドンの最後、そしてガランダー帝国へのバトンタッチが行われる会です。ちなみに番組の途中で悪の組織が交代するというのは、『仮面ライダー』におけるショッカー→ゲルショッカーの交代以来ということになります。しかし、『仮面ライダー』における交代は、組織は変わってもその頭目は同一存在なので、本当の意味で悪の組織が入れ替わったのは、このゲドン→ガランダーの交代劇が初めてという見方もできるでしょう。

その交代劇において一つの軸となるのが獣人ヘビトンボ。ゲドンを離反してガランダーにつき、さらにはアマゾンと共闘して十面鬼を追い詰めるなど、なかなか狡猾な獣人ですが、成虫となったにもかかわらず戦闘力はからっきしで、十面鬼に有効なダメージなど与えられないばかりか、アマゾンにはあっという間に大切断でバラバラにされる始末。

その一方で十面鬼の戦闘力はさすがの迫力で、あの巨大な人面岩でアマゾンとヘビトンボをまとめて踏み潰してみせたり、爆裂弾をまき散らすなど攻撃がド派手。最後もド派手に大爆発して果てています。有名な原子爆弾の爆発映像を十面鬼の爆死シーンに流用しているように見えましたが、現代だと色々な意味でアウトだろうな、これ…。

そういえば、今回初めてアマゾンが「大切断!」と必殺技の名前を叫んでました。

個人的にゲドンの十面鬼は昭和仮面ライダーの悪役の中でも、管理人的には五本指に入るレベルの好きなキャラクターでした。あの他に類型を見ない異様な風体は、唯一無二と言っていい秀逸なデザインだと思います。

さて、次回からはガランダー帝国編です。

脚本:伊上勝
監督:塚田正煕

第13話「迫る!十面鬼!危うしアマゾン!!」第15話「出たぞ!恐怖のゼロ大帝!!」

『仮面ライダーアマゾン』エピソードリスト・解説へ