昭和仮面ライダーシリーズの歴史

一般的に昭和仮面ライダーシリーズとは、西暦2000年に放送開始した「仮面ライダークウガ」よりも前の作品を指します。

テレビドラマシリーズだけでなく、子供向け雑誌のグラビア連載としてのみ展開されたり、オリジナルビデオ作品や劇場版のみの作品もあります。

以下、昭和仮面ライダーシリーズ全作品リストです。

作品名公開年備考
「仮面ライダー」 1971~1973  
「仮面ライダーV3」 1973~1974  
「仮面ライダーX」 1974  
「仮面ライダーアマゾン」 1974~1975  
「仮面ライダーストロンガー」 1975  
「仮面ライダー」 1979~1980  
「仮面ライダースーパー1」 1980~1981  
「仮面ライダーZX」 1982~1984 雑誌グラビア連載のみ
「仮面ライダーBLACK」 1987~1988 プロデューサーが平山氏→吉川氏に交代
「仮面ライダーBLACK RX」 1988~1989  
「真・仮面ライダー 序章」 1992 オリジナルビデオ作品
「仮面ライダーZO」 1993 劇場版のみ
「仮面ライダーJ」 1994 劇場版のみ

時期的には、「仮面ライダーBLACK RX」の放映中に元号は昭和から平成へと変わっているのですが、便宜上、RXを含むそれ以降の作品も昭和仮面ライダーシリーズに分類されています。

これらの昭和仮面ライダーシリーズはおおきく4つのグループに分けることができます。

第一期シリーズ

「仮面ライダー」から「仮面ライダーストロンガー」までの5作品です。今の平成シリーズに連なる仮面ライダーシリーズの礎となった、いわば「元祖」とも言うべきシリーズです。

「仮面ライダー」が人気絶頂のまま終了し、その人気を「仮面ライダーV3」がさらに盛り上げた後は、残念ながら次第に低調となっていきます。

ストロンガーの最終回は、当時「仮面ライダー最終回」と予告されていました。つまり、仮面ライダーシリーズは、一度はここで終焉を迎えるはずでした。

第一期シリーズの終了後、ポスト仮面ライダーを担うヒーロー番組として、スーパー戦隊シリーズの元祖「秘密戦隊ゴレンジャー」および「ジャッカー電撃隊」が放映されました。しかし、「ゴレンジャー」は大人気を得て二年間続いたものの、後続の「ジャッカー」は低迷し、半年少々で打ち切りとなってしまいました。

戦隊シリーズ自体は、その後若干の空白期間を経て復活しますが、「ジャッカー」の失敗を受け、ヒーロー番組の失地回復を図る必要がありました。そこで、第一期シリーズ終了から3年の空白を経て、再び「仮面ライダー」に白羽の矢が立てられたのです。

ちなみに、管理人は「仮面ライダーX」の放送中にこの世に誕生しています(どうでもよい)。

第二期シリーズ

「仮面ライダー」(1979年版)から「仮面ライダーZX」までの3作品です。ストロンガーの終了から、3年の空白を経て、新作をひっさげてシリーズが復活しました。

管理人がリアルタイムで見ていたのがちょうどこのあたりです。「仮面ライダー」(1979年版)は、正直リアルタイムで見ていた頃の記憶があまりないのですが、「仮面ライダースーパー1」は割と鮮明に覚えてます。

「スーパー1」までの二作品はいろいろな背景事情も重なり、視聴率面で奮闘はしたもののかんばしい結果とはならず、結局第二期シリーズは2作品でテレビからは姿を消します。しかし、一部ファンの熱い想いにより、子供向けの雑誌グラビア連載という異例の形で、「仮面ライダーZX」が制作されました。

第一期、第二期はともに東映プロデューサー平山享氏が主導して作り上げたシリーズで、「平山ライダーシリーズ」と呼ばれたりもします。

第三期シリーズ

「仮面ライダーBLACK」および「仮面ライダーBLACK RX」の二作品です。

プロデューサーは平山氏から吉川進氏に交代。

通常は悪役カラーとされる黒を、大胆にライダーのメインカラーリングに採用したり、主人公と同格のライバル・シャドームーンの登場、全体的にハードなドラマ展開と、平山シリーズとは一線を画す新しい仮面ライダー像を作り上げた「仮面ライダーBLACK」は大好評を得ました。ついには、主人公が続投した事実上の続編「仮面ライダーBLACK RX」が放映され、これも好評のまま放送終了。しかし、何故か次回作が作られることは無く、第三期はわずか2年で終演を迎えます。

そして、昭和仮面ライダーシリーズがテレビで放映されたのも、「仮面ライダーBLACK RX」が最後となりました。

第四期シリーズ

そもそも「シリーズ」と呼んで良いものか微妙ではあります。実際、この第四期を第三期とひとくくりにしてしまう分類もあるようです。

「真・仮面ライダー 序章」から「仮面ライダーJ」までの3作品を指しますが、これらはテレビで放映された連続ドラマではなく、オリジナルビデオドラマとしてリリースされたものと、劇場版として1回きり公開されたものだけだからです。

これらの作品は子供向けのテレビ番組という足枷がなくなったためか、かなり意欲的な作風となっています。とくに「真・仮面ライダー 序章」などは、濡れ場あり、残虐シーンあり、主人公のライダーの姿もヒーローというより不気味な怪物そのもので、とてもお子様に見せられるようなものではありません。「仮面ライダーJ」に至ってはウルトラマンのごとく巨大化するという大胆なキャラクター設定がなされています。

しかし、これらは結局一度きりの展開でその後の盛り上がりを見せることはなく、結局、第三期シリーズ以来、仮面ライダーがテレビに帰ってくるのは、「RX」の終了から11年後の平成シリーズ第1作「仮面ライダークウガ」を待つことになるのです。