あらすじ
宇宙ロケット学の世界的権威である並川博士が、アメリカでの2年間の研究を終えて、日本へと帰国した。並川博士の帰国がショッカーの計画の邪魔になると考えた死神博士は並川の暗殺を計画する。
しかも、同時に邪魔者である隼人を排除するべく、山へハイキングに来たエミを拉致し、耳に受信機を仕込み、改造人間プラノドンの意のままに操れる状態にして解放した。エミは夜中に隼人の部屋に侵入し、彼のカメラを、ロケット弾が仕込まれたものにすり替える。
これにより隼人が並川博士に向かってシャッターを切れば、仕込まれたロケット弾によって並川は死に、隼人は殺人犯として警察に拘束され身動きが取れなくなるという算段だった。
隼人はまんまと罠にかかって、殺人未遂の現行犯で逮捕されるが、ロケット弾は逸れ、並川博士は無事だった。隼人はFBIの身分を持つ滝が身請け人となることで、釈放される。
しかし、今度その滝が、プラノドンに襲われる。隼人も駆けつけて、ライダーに変身して戦うが、滝はさらわれ、エミ同様耳に通信機を埋め込まれてしまった。
死神博士は滝の射撃の腕を見込み、滝に並川博士の狙撃を命じた。並川博士が自動車で通過するルートを先回りして、待ち構える滝。
一方で、隼人はエミの耳から発見された通信機で、死神博士が滝へ下す命令を傍受していた。滝を止めるべく、ライダーに変身してサイクロンで現場へと急ぐが…
解説
FBIはチート
そういえば隼人って表向きにはフリーカメラマンということになってましたね。ピラザウルスの時以降、ほとんどカメラを持っていることないので忘れてしまいますね。
で、エミにすり替えられた仕込みカメラのために、殺人未遂で逮捕された隼人。滝がFBI特命捜査官の立場を明かして身請けすることで釈放されます。ゾル大佐初登場の回で、滝自身が公務執行妨害で逮捕されたときも、FBIの手回しで釈放されてますが、どんだけ日本の警察に影響力持ってんのよFBI…
エミさん受難
今回、プラノドンはエミや滝の耳に受信機を仕込んで意のままに操る…と言いたいところなんですけど、ちょっと様子がおかしい。
ショッカーが受信機を仕込んで解き放った直後のエミは、目つきが悪くなって、クマもできてる「いかにも」なお顔に。
前回でも五郎と一緒に薬で操られてこんな顔になってましたね。
いやね、もう目が逝ってしまってて完全に意識を乗っ取られてるように見えるじゃないですか。でも夜中、プラノドンが寝所に現れたときには、その命令に抗おうとしてるんですよね。で、プラノドンはエミの耳に仕込んだ受信機に騒音を流すことで苦痛を与え、無理矢理従わせるわけです。
意識を乗っ取って自在に操ると言うよりは、苦痛をちらつかせて脅迫することで無理矢理言うことを聞かせているようにしか見えない。しかし、そうかと思ったら、隼人のカメラをすり替えるエミは何やら不気味にほくそ笑んで見せたりもしてるわけです。単に脅迫されているだけならそんな表情するはずが無い。
滝も同様で、射撃訓練の際に、いったんは死神博士にライフルを向けたりもしているのです。
おそらく意識を乗っ取る系の仕掛けではあるんだけど、不完全なんでしょうね。なので、苦痛で脅迫するというオプションも取れるようになっている。
死神博士の仕事にしてはちょっと中途半端な気もしますが、不具合発生時の回避策を用意しているという意味では、よくプロジェクト管理できていると言えなくもない…か?w
続・魅惑の花園w
相変わらずスカートの短いライダーガールズですけど、25話のひろみに続いて、今回はエミがパンチラやらかしてます。25話のひろみほどモロ見えではありませんがwww
脚本:鈴木生朗
監督:田口勝彦