猛毒怪人キノコモルグの出撃!(『仮面ライダー』第24話)

あらすじ

ショッカーは東京刑務所から、無期懲役の凶悪犯を拉致。毒キノコのエキスに1週間つけ込み、猛毒改造人間キノコモルグを生み出した。キノコモルグの吐き出す胞子を浴びた人間は、途端に気を失いその活動を止めてしまう。ショッカーはこの能力を持って大勢の人間を拉致し、改造を施して自らの尖兵にしようと企てていた。

キノコモルグは一味とともに子供らをターゲットに誘拐活動を開始。遊園地の怪奇アトラクションを装って子供らを集め、胞子で一網打尽にするキノコモルグ。五郎もその毒牙にかかり、ショッカーに誘拐されかかるが、そこに隼人が現れる。ライダーに変身してキノコモルグを追撃・撃退するが、胞子を浴びて病院に収容された子供達が目を覚ますことは無かった。

まだ開発途上の胞子の秘密を知られるわけには行かないキノコモルグは、子供達を人質に隼人を呼び出す。人質を盾に隼人に降伏を迫るキノコモルグ。しかし隼人は死角に逃れてライダーに変身、キノコモルグ達の背後を襲い、人質と引き剥がすことに成功する。激闘を繰り広げるライダーとキノコモルグ。人質の子供達は藤兵衛が救出。しかし、ライダーは戦いの中でキノコモルグの胞子を正面から浴びてしまい、気を失ってしまった。

ショッカーのアジトに運び込まれた隼人は、巨大丸鋸で今にも処刑されようとしていた。危うし、一文字隼人!

解説

キノコモルグと戦闘員達が、遊園地のアトラクションを装って子供達を集める場面ですが、のこのこ集まってきた子供の中には五郎もいます。…初めて遭遇するキノコモルグは着ぐるみのお化けだとでも思ったのかもしれませんが、さすがにショッカーの戦闘員に気づかないのはどうかしています。五郎はショッカーの存在も知っていますし、戦闘員にも遭遇したことがあるはずですが。

今回ライダーはキノコモルグらのトラック追跡に改造サイクロンを使っています。追跡路はいゆるオフロードで、結構細かいハンドル捌きが要りそうなところでした。やはり「改造サイクロン」とは、悪路でアクションをするためのサイクロンの装飾を簡素化した撮影用の車体をそう呼んでいるだけでしょうね。

今回は久々の2話構成で、ストーリーは次話へと続きます。

脚本:滝沢真里
監督:山田稔

第23話「空飛ぶ怪人ムササビードル」第25話「キノコモルグを倒せ!」
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