[ORG]36-いきかえったミイラ怪人エジプタス

あらすじ

ショッカーは、古代エジプトの王、トトメス3世が日本に贈った時価10億円相当の財宝を入手するべく、古代エジプトの火を噴く怪人エジプタスのミイラを、エジプト支部から搬入。生命移入手術を施して現代に復活させ、その口から財宝のありかを聞き出そうとした。しかし、エジプタスは日本語を理解はできても話すことができない。そこで、古代エジプト学の権威を拉致して通訳させようとした。

しかし、最初に狙われた西田、大野両博士は加減の効かないエジプタスの犠牲になってしまう。大野博士は死の直前、電話で、研究仲間である剛田博士にエジプタスの復活を警告し、そのまま息を引き取る。その現場を通りかかった隼人は、大野博士が残した奇妙なタイイングメッセージを見つける。同じメッセージは、西田博士の殺害現場にも残されていた。

滝の調査により、その記号は古代エジプト文字で「火を噴く怪人エジプタス」を意味すると判明。隼人はエジプタスを復活させたショッカーが、何らかの理由で古代エジプトに詳しい人物を必要としていると推測し、西田・大野両博士と並ぶ古代エジプト学の権威である剛田博士の下へ向かう。しかし、ショッカーは既に剛田博士の息子を誘拐し、隼人たちの到着時には、まさに博士を連れ去ろうとしているところだった。

ライダーに変身して大やけどを追いつつもなんとか剛田博士を守った隼人達。しかし、息子の身を案ずる剛田博士は、再度のエジプタスの襲撃時に、隼人を背後から襲って気絶させ、エジプタスに従って去ってしまうのだった。

解説

ゾル大佐は上司失格

どうでもいいことですが、冒頭でアジトにエジプタスの棺を持ち込んだ赤戦闘員のコスチュームが妙にパツパツだったのが気になってしかたがありません(笑)。微妙にメタボチックでしたねぇ…

よみがえったエジプタスは、能力の実験台として唐突に戦闘員を一人焼き殺してしまいます。以前なら、任務でヘマをやらかしたり、負傷で任務に就けなくなった戦闘員が始末されたことはありますが、とくに咎の無い戦闘員がいきなり味方である怪人に殺されるというのはこれが初めてですね。

それを見たゾル大佐は咎めるどころか「見事だ」と賞賛する始末。ここはエジプタスの勝手な行いを咎めなければならないところです。そうでないと戦闘員は組織を信用しなくなります。ここに来て、戦闘員の扱いが使い捨ての兵隊に成り下がってきましたねぇ…。

エジプタスは最初のライダーとの遭遇で、剛田を守ろうとするライダーに炎を直撃させ、まともに動けなくなるほどの大ダメージを与えます。このまま戦えば必勝だったはずですが、何故か物陰に潜んでいた滝の姿を見るや、剛田の拉致も諦め、逃げるようにその場を撤退してしまいます。まるで滝に恐れをなしたかのような挙動でしたが、いったいなにがあったのか…

蝦夷=北海道?

エジプタスが筆記した文を剛田博士が解読し、トトメス3世の宝は「北の国の蝦夷民族」に渡ったということで、ゾル大佐は早速北海道にエジプタスを派遣しようとしますが…蝦夷民族=北海道というのはちょっと短絡的ですね。そもそも蝦夷民族という言葉自体あまり聞き慣れませんね。アイヌのことかとも思いますが、古代日本で「蝦夷」と言えば北海道と言うよりむしろ東北地方を指しているわけで、これだけでは宝のありかが北海道とは言い切れない。というか、そもそも、紀元前1400年頃など日本にはまだまともな国家も形成されていなかった時期なわけで、いくらなんでも時代考証が雑過ぎますね。

ちなみにトトメス3世は紀元前1400年頃、エジプト第18王朝に実在し、「エジプトのナポレオン」とも称される有名な王らしいです。そのトトメス3世が「蝦夷民族」とやらに時価10億円相当の宝飾品を贈ったというのは、さすがに創作でしょうが。

脚本:島田真之
監督:田口勝彦

第35話「殺人女王蟻アリキメデス」第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」

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