出動、ガランダー少年部隊!!(『仮面ライダーアマゾン』第19話)

あらすじ

東京の地下鉄道に隅田川の水を流し込み、東京を水没させる「地下鉄大洪水作戦」。細いトンネル内での作業のために、子供達を誘拐して洗脳し、作業に当たらせていた。しかし、作業員の子供達の一部がアマゾンに見つかってしまったことから、ゼロ大帝は作戦決行の前倒しをフクロウ獣人に指示。フクロウ獣人は作業員を増員するべく、写生授業中の小学生達を襲って拉致した。その現場を目撃していたモグラ獣人により、事態はアマゾンの知るところとなるが、攫われた小学生の中にはまさひこも含まれていた。

アマゾンが拉致現場を捜索しているところを、フクロウ獣人が襲撃。フクロウ獣人は羽根の能力でアマゾンの視力を奪い、「お前の相手をしている暇はない」と離脱。視力の無いアマゾンに代わり、モグラ獣人が子供達の行方を捜索。その結果、子供達が地下で掘削作業に従事させられていることと、「地下鉄大洪水作戦」の全容を突き止めた。

時間と共に視力が戻り、モグラ獣人の案内で現場に潜入するアマゾンだったが、「地下鉄大洪水作戦」は既に一部が決行。被害も出始めていた。それに続いて本丸の工作地点の掘削作業が完了する前に、アマゾンが乱入して阻止。アマゾンは子供達の救出をモグラ獣人に任せ、フクロウ獣人を追撃する。

フクロウ獣人の能力の前に、前回同様視界を奪われ苦戦するアマゾンだったが、ギギの腕輪の超常能力を起動させ失った視力を回復。大切断でフクロウ獣人のクビを跳ね飛ばした。

ガランダーの作戦を阻止し、救出した子供達の無事を喜ぶアマゾン。「あなたのおかげよ」と言うりつ子にアマゾンは言う。「いや、今回ばかりはモグラのおかげだ」

解説

「ガランダー少年部隊」という名称からは、なんとなくジュニアショッカーみたいな子供達による特殊工作部隊みたいなイメージを受けますが、やってることはただの人足。

子供しか入れない狭いところでの作業が必要なため、子供を集めているだけだという。今回もそうですが、ガランダーは人工大地震や、活火山の溶岩誘導など、かなり大がかりな破壊テロが好きですね。しかし、その土台となっているのは、奴隷作業員などによる地道な手作業が実は多かったりしますね。重機などを調達するコストもかけられない、厳しい財政事情なのでしょうか。

前回、岩盤に生き埋めにされたときに続いて、今回もギギの腕輪が超パワーを発揮。フクロウ獣人により奪われた視力を瞬時にして回復させます。古代インカの力、恐るべし。

今回はモグラ獣人がサポートとして大活躍する会ですね。次回の内容を既に知っている状態でラストシーンを見ると、これは次回への「引き」なのかなぁ、とちょっと切なくなります。

脚本:鈴木生朗
監督:塚田正煕

第18話「ゼロの恐怖!大地震作戦!!」第20話「モグラ獣人 最後の活躍!!」

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