富士山大爆発?東京フライパン作戦!(『仮面ライダーアマゾン』第17話)

あらすじ

ゼロ大帝は作戦本部に世界征服の作戦立案を指示したが、彼らが提出した提案書に不満のゼロ大帝は彼らを粛正。機嫌を損ねたゼロ大帝だったが、ガマ獣人に、彼自身が提案した「富士山大爆発・東京フライパン作戦」の実行を指示。

三原山の溶岩を富士山に誘導して噴火させ、さらにその溶岩を東京の地下に掘ったトンネルに流して東京を灼熱地獄にするこの作戦に必要なのは、溶岩トンネルを掘る労働力。そのため、ジューシャ達は富士山のツアーバスを襲撃してツアー客達を奴隷として拉致。その中でジューシャ達の手を逃れた少年・富士男はサイクリングで訪れたりつ子&まさひこに状況を説明。

まさひこの連絡でアマゾンは現場へ向かうが、妨害に入ったガマ獣人に苦戦し、離脱を余儀なくされ、りつ子と富士男もガランダーに拉致されてしまった。傷の手当てをしながら、ガマ獣人対策を練るアマゾン。

三原山-富士山間の第1トンネルは完成し、ガランダーはそこに三原山の溶岩を呼び込む。付近の地表が過熱し、住人達にも深刻な被害が出ていた。

一方、アマゾンを追って富士山入りした藤兵衛は、新たな奴隷確保に動いていたガランダーに拉致された。その様子を見ていたモグラ獣人の通報によって判明した作業現場に突入したアマゾン。藤兵衛、りつ子、および奴隷とされていた人たちはモグラ獣人の手引きによって無事脱走。アマゾンは再びガマ獣人と対峙する。傷の手当て中に、まさひこが回していた喧嘩独楽に攻略のヒントを得たアマゾンは、新技「スピンキック」を浴びせ、続けざまの大切断でガマ獣人を斬殺し、ガランダーの作戦は潰えたのだった。

解説

冒頭の作戦本部員達がゼロ大帝に処刑されるのは、彼の有名な理不尽シーンの一つですね。彼らの提案に落第点をつけた理由を三つあげており、「研究不足」「面白くない」「滅んだゲドンの作戦と同じ」。

「面白くない」

…黒ジューシャカワイソス。

で、ガマ獣人が提案した「富士山大爆発・東京フライパン作戦」が採用されるのですが、名前が奇抜すぎて一度聞いたら二度と忘れないッスね(笑)。火山を爆発させて直接的な被害を与えようとする作戦はショッカーでもやってましたが、溶岩を地下に誘導してフライパンのように地表を加熱させるというのは、まあ確かに面白いと言えば面白い。色々無駄が多いけど。

なお、ショッカーの時も掘削工事は人力に頼ってましたね。

黒ジューシャがバイクでりつ子と富士男を連れ去るシーン。アマゾンはコンドラーでバイクを運転する黒ジューシャをたたき落とすのですが…危ないって。普通だったらりつ子や富士男が絶対無事じゃ済まないぞ。

拉致されてきた藤兵衛が、黒ジューシャによって作業を指示されるシーンがあるのですが、この黒ジューシャ、中身は中村文弥ですね。声がもろにヨロイ元帥だったのですぐにわかりました(笑)。

脚本の松岡清治、あまり見慣れない名前だったので少し調べてみましたが、主にアニメ方面で活躍している脚本家だったようです。仮面ライダーシリーズでは本作と、次作のストロンガーでも脚本を担当しているようでした。

脚本:松岡清治
監督:折田至

第16話「ガランダーの東京火の海作戦!!」第18話「ゼロの恐怖!大地震作戦!!」

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