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仮面ライダーの「ライダー」とは英語のスペルでrider。

weblio英和辞書によるとこの言葉は以下のような意味です。

(馬・自転車・バイクなどの)乗り手、乗馬者、騎手、ライダー、(馬に)乗るのが(…な)人、(以下略)

weblio英和辞書

つまり、何らかの乗り物に乗っている人のことを指すわけです。

この言葉通り、昭和仮面ライダー達は、みな相棒とも言うべきスーパーマシンを持っています。時には移動手段として、時には怪人と相対する武器として、仮面ライダーの戦いをサポートする欠かせないパートナーです。

何らかの乗り物に乗っているからこそ「仮面ライダー」という名前が与えられているのであり、そもそも乗り物に乗らないヒーローは仮面ライダーを名を騙ってはいけないと私は思います。

私が平成仮面ライダーシリーズに抱く最大の不満は実はここにあります。平成シリーズのほとんどは、スーパーマシンが活躍するのは最序盤だけ。ほとんどの場合、中盤以降は存在自体が抹殺されたかのように登場しなくなります。最初からマシンが登場しない仮面ライダー響鬼などもはや問題外と言えます。

私が観ていたで中は、平成シリーズの中でまともにスーパーマシンが終始ライダーの相棒として活躍し続けていたのは、「仮面ライダークウガ」「仮面ライダードライブ」くらいなのでは?

「改造人間」「悲しみのヒーロー」などといった昭和仮面ライダーの骨組みを逸脱したとしても、それはまだ全く新しい仮面ライダー像としてまだ受け容れられなくもないですが、乗り物に乗らないヒーローを「仮面ライダー」と呼ぶことだけは私は許容できません。

スーパーマシンとともに戦ってこその、仮面[ライダー]であると私は考えます。