あらすじ
ギギの腕輪を奪うべくアマゾンを打倒する手段を探る十面鬼は、まさひこがカタツムリを集めているという情報を入手し、獣人カタツムリを刺客として差し向けた。ジューシャ達が獣人カタツムリの化けた金色のカタツムリを、学校に向かうまさひこのコレクションに忍ばせる。学校から撤収するジューシャ達を見て、ゲドンがまさひこを狙っていると睨んだモグラ獣人の連絡でアマゾンが学校に向かうと、まさにまさひことクラスメート達が獣人カタツムリに襲われているところだった。アマゾンはジャングラーを駆って獣人カタツムリを翻弄し、これを撃退する。
しかし、アマゾンが獣人カタツムリと闘っている間に、まさひこ達はジューシャ達に連れ去られていた。偽物の子供達を使った誘導に一時は引っかかりかけたが、モグラ獣人の機転で再び本物のまさひこたちを捕らえたアマゾンをゲドンのアジトの入り口で再び獣人カタツムリが迎え撃つ。
獣人カタツムリの放つ粘液に苦労するも、アマゾンライダーに変身すると戦況は一変。獣人カタツムリを一方的に殴る蹴るで叩きつぶし、最後は殻に閉じこもった獣人カタツムリを池に放り込んで打ち倒した。
獣人が倒れ解放されたまさひこ達。平和が戻った街中の公園で、子供達と初めての野球に興じるアマゾンの姿があった。
解説
本サイトで記事であらすじをまとめるに当たって、管理人は極力ストーリーの本筋のみを抽出してまとめるよう心がけています。理由は二つあります。一つは、これから実際に本編を動画などで見る人のために、全てをつまびらかにしすぎないようにすること。そしてもう一つ。どちらかというと、こちらの方が大きな理由ですが、伏線や本筋にあまり関係ない枝葉要素にまで言及し始めると、本編内でも回収せずにほったらかされて終わったり、メインの流れとどうにも整合が取れてなかったりして、扱いが難しくなることが少なくないから。
で、今回もいつものように本筋だけを抜き出して書いたらあらすじがここまで短くなってしまいました。あまり本筋に関係ない枝葉の部分が多いなって事なんですよね。冒頭のまさひこが見る悪夢もあまりストーリー上の意味がわかりませんし、いじめっ子がまさひこからカタツムリを奪うシーンもあったりしますが、結局獣人カタツムリが子供達を襲うための仕込みの部分を尺稼ぎしているだけな感があって省いてます。非常に雑にまとめてしまえば、「子供達を獣人カタツムリが襲ったところにアマゾンが現れ、獣人と闘っている間にさらわれた子供達を追いかけていたらまた獣人に襲われ、変身して一方的にボコしてめでたしめでたし」とそれだけなんですよね。
まあそれはともかく…その冒頭のまさひこの悪夢。獣人カタツムリに襲われて逃げているという夢なのですが、ここでもまさひこ役の松田洋治の卓越した演技力を堪能できます。いやほんと、これが子供の演技とは恐れ入る。天才子役の名はやっぱ伊達じゃないですわ。
あと、今回からアマゾンライダーのアクションが明確に変わってますね。しがみついて噛み付いたり、カッターで引き裂いたりといった生臭いアクションは一切無く、ひたすら蹴って殴って蹴って殴る。かなりスピード感がありますが、従来のライダーアクションに近い形に回帰しています。やはり、アマゾンライダーの野獣アクションは画面映えしなかったのでしょうね。
脚本:鈴木生朗
監督:山田稔