稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦(『仮面ライダー』第38話)

あらすじ

100万ボルトを超える電気を自在に操る改造人間エイキングを量産し、世界各地の発電所に派遣して、これを破壊するという、ゾル大佐の計画する「世界暗黒作戦」。しかし、エイキング量産のために必要となる関博士が脱走し、計画は中断を余儀なくされていた。

ショッカーは関博士が必ず娘の明美に接触するはずだと、彼女の周辺を張っていたが、関博士は怪電波を追って山中に入り込んでいた隼人と滝に偶然保護された。博士から事情を聞き出した隼人達は、明美を保護しようと、博士の研究所兼自宅である関海洋生物研究所へと向かう。しかし、関博士が隼人達と接触したことに気づいていたショッカーは、一足先にエイキングを派遣し、明美の身柄を抑えようとしていた

エイキングを追って明美を助け出そうとする隼人。しかし、エイキングの放つ100万ボルトの稲妻の前に苦戦を強いられる。ライダーに変身してもその威力に抗えず、結局明美を連れ去られてしまう。

明美の身柄を確保したゾル大佐は、アジトから立花レーシングクラブへ電話。関博士に対しショッカーへ戻るよう脅迫した。藤兵衛達に何も言うことができず、一人静かに立ち去ってショッカーに戻ろうとする関博士。

しかし、そんな関博士の行動を先読みした隼人と滝が、ひそかにその後を追跡していた…

解説

今回ショッカーのターゲットになった関博士のフルネームは関トシヒコなんだそうです。なんか同名の大物声優さんがいたような気がしますが(関俊彦)…放映当時彼はまだ10歳だったはずですからさすがに無関係でしょうが、もしかするとこの番組を見ていて自分と同名の登場人物に驚いていたりしたかもしれませんw

藤兵衛は隼人に容赦が無い

一度エイキングに敗れて明美を奪われ、立花レーシングクラブに戻った隼人に対する藤兵衛の仕打ちはいくら何でも酷いと思いますね。

「何たるザマだ!よくもヌケヌケと戻って来られたな!何故追わなかった!どうして命に代えてもお嬢さんを守らなかったんだ! (中略)隼人にはただの一度も失敗も許されない!それが一文字隼人の使命だ!」

任務失敗は死あるのみのショッカーと言ってることが変わらんと思うのですよ。さすがに滝やマリ達が抗議すれども藤兵衛は聞く耳持たず。なんというか藤兵衛は猛と違って隼人にはやたら厳しいですね。アリガバリの時も突き放すだけでした。特訓のパートナーになったのも藤兵衛ではなく滝でしたしね。

エイキング要らないじゃん

ところで、発電所の破壊活動、てっきりエイキングの放つ高圧電流でもって破壊するのかと思いきや、まさかの爆弾仕掛け。

いや、だったら別にエイキング必要無いじゃんよ…

そうえいばエイキングの最期もなんか不可解でした。稲妻攻撃で明らかに優位に戦いを進めていたのに、空中ですれ違っただけで何故か突然弱って足下がおぼつかなくなるエイキング。別にすれ違いざまにド突かれたワケでもなんでもないんですが。で、その直後に空中でライダーキックを食らって敗死。一体何が起こったのか「?」な最後でした。

あと、どうでもいいことですがエイキングの声が凄くシブくて惚れ惚れしますw

第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」第39話「怪人狼男の殺人大パーティー」
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